インフルエンザて何?知らないと怖いインフルエンザの正体とは?

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インフルエンザて何?知らないと怖いインフルエンザの正体とは?

インフルエンザて怖いの?


冬になると大流行して「高熱が出る」「咳が止まらない」「体の間接(ふしぶし)が痛くなる」などの症状が出るインフルエンザ。

インフルエンザについてあまりよく知らないと

「高熱が出て一週間くらいで治る風邪よりちょっと重たい病気でしょ」

てイメージくらいしか持っていない人は少なくないです。

実際には、小さい子供だと「中耳炎(ちゅうじえん)」という耳に菌が入って膿(うみ)がたまり痛くなったり、高齢者だと心臓や呼吸器などの持病が悪化して危険な状態になることもあります。


そしてインフルエンザウイルスによって「急性脳症(きゅうせいのうしょう)」になると高熱が出て、痙攣を起こし意識不明の重体になったあとに死んでしまうこともあります!


死につながるのは急性脳症だけではないです。

インフルエンザから肺炎になって死にいたることもあります。

そのインフルエンザに日本では毎年約100万人もの人がかかっています。

(日本人の約10分の1の人が感染しています!)

インフルエンザは必ず治る病気ではないのです。


インフルエンザてそもそも何なの?


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インフルエンザとはトゲトゲがついた形をしている「インフルエンザウイルス」というウイルスが人や動物の体に入ってさまざまな悪い症状を引き起こします。

トゲトゲで人の体の中のあらゆるところ(細胞)にくっついて自分と同じ形のウイルスを次々とコピーしていくのです。

そして体の中でどんどんコピーが増えていって体の中の細胞を殺していきます。

やがて、死んでしまった細胞の周りでは炎症(えんしょう)が起こるので高熱が出たり体中が痛くなったりするんです。

それとインフルエンザウイルスのコピー能力はすごくて1個のウイルスが

「8時間後には100個になり」

「16時間後には1万個になり」

「24時間後には100万個になります」

そして数千万個から1億個になったあたりでインフルエンザの症状が出始めてきます。


インフルエンザはどうしてうつるの?


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インフルエンザは鼻や口の中から入ってきて「感染(かんせん)」します。

インフルエンザにかかった人がマスクをしないで「せき」や「くしゃみ」をすると大量のインフルエンザウイルスが約2メートルくらい飛び散ります。

この時、ウイルスを吸い込んでしまったり、手などについたウイルスで鼻や口を触るとインフルエンザがうつってしまいます。

ただ、「せき」や「くしゃみ」ならインフルエンザにかかった人がマスクをしていなくても自分がマスクをしていればうつることはないです。

その理由はウイルスが水分につつまれている状態なのでマスクを通さないからです。

でも!

水分が蒸発したウイルスは体が軽くなって空気中をフワフワと漂(ただよ)うことができるようになります。

そしてフワフワと長時間浮いているだけでなく水分が無くなったことによって普通のマスクを通り抜けられるようになってしまうのです。

このような状態を「空気感染」といいます。

こうやってインフルエンザウイルスはうつっていくのです。


インフルエンザで熱が出た時って何日くらいで熱が下がるの?


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インフルエンザの熱は急に出て高熱になることがよくあります。

大人の場合だと38~39度まで熱が上がり、免疫力がない赤ちゃんだと40度以上になることもあります。

高熱なので心配になりますよね。

熱が下がるのは、人それぞれ違いますがだいたい2~4日ほど高熱が続きます。

そして子供だの場合は、いったん高熱が下がっても1~2日でまた急に熱が上がることもあります。

2~4日ほどで熱が下がってもインフルエンザの色々な症状がおさまるまで1週間くらいはかかります。

(熱が下がって治ったと感じていても5~7日くらい経たないとちゃんと治っていないので外に出て人にうつしたりしないように注意してくださいね)

そして「インフルエンザは絶対に高熱が出るもの」と思っている人は案外多いですが実際にはそんなことはないです。

インフルエンザで高熱が出るのは3割くらいだと言われています。

C型といわれるインフルエンザの種類だと風邪の軽い症状とあまり変わらないです。

他には予防接種などで症状が軽くなって熱が出ない場合もあるし、インフルエンザにかかっていることすら気づかない場合もあります。


インフルエンザをやっつけてくれる免疫(めんえき)て何?


人の体の中には外からやってくる悪いもの(ウイルスなど)をやっつけてくれる免疫というものがあります。

免疫の「免(えき)」は「免(まぬが)れる、逃れる」という意味で「疫(えき)」は「病(やまい)」という意味です。

体の血液の中の「白血球」にウイルスなどの悪いヤツをやっつける細胞が集まっているのです。

(免疫は体の中の正義の味方のようなものなのです)

しかも免疫はチームを組んでいて連係プレイでウイルスをやっつけます。

免疫チームのメンバーは

「見張り役の好中球(こうちゅうきゅう)」

「食いしん坊で情報屋のマクロファージ」

「司令塔のヘルパーT細胞」

「戦闘部隊のキラーT細胞」

「武器職人のB細胞」

で構成されています。

(職業的な役割はあくまでもイメージです)

どういうことをしているのかといいますと・・・

まずは「好中球(こうちゅうきゅう)という「見張り役」がウイルスや細菌といった体に悪いものを見つけたらすぐに攻撃をしかけます。

次に「マクロファージ」という「食いしん坊」がウイルスなどを食べてウイルスの情報を「リンパ球」という所に送ります。

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(細胞が中で変なヤツに変なものを作らされているよ!て教えているのです)


リンパ球という所で待機していた「司令塔」の「ヘルパーT細胞」がマクロファージから送られてきた情報をキャッチして「戦闘部隊」の「キラーT細胞」と「武器職人(武器を作る鍛冶屋)」のB細胞に敵と戦う指示を出します。

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(ちなみにキラーT細胞は暴れん坊なので細胞ごと叩き壊します)


こうしてチームプレイでウイルスたちをやっつけているのです。


そして免疫は一度戦ったウイルスや細菌といった病原菌(びょうげんきん)をしっかりと覚えていて細胞にくっつく前に(病気になる前に)簡単にやっつけることができるようになります。

そういった状態を「免疫力がついた」といいます。

そして一度かかったインフルエンザにはかからなくなるのです。

予防接種で注射をする中身は「ワクチン」といってちょっと弱くしたウイルスなどです。

これを体の中に入れることによって免疫チームがウイルスをやっつけて免疫力がつくのです。


インフルエンザはどうして何度もかかるの?


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インフルエンザにかかると免疫力がついてもうウイルスにかからないはずなのに毎年インフルエンザは流行ってインフルエンザにかかったことがある人がまたインフルエンザに感染するのは不思議ですよね。

では、どうして免疫力がついている人でも、またインフルエンザにかかってしまうのかといいますと・・・


インフルエンザウイルスが「変身」するからです。


インフルエンザウイルスの変身の仕方なのですが、インフルエンザウイルスは人の体の細胞を使って自分のコピーを大量に作ります。

1日に100万個という数の自分のコピーをすごい早さで作り出していきます。

その時に急ぎすぎてインフルエンザウイルスは自分のコピーを


作り間違えるんです!


その作り間違えたものが細胞にやってくると免疫は「前に戦った相手と違う」と感じて簡単にやっつけることができなくなってしまいます。

そして、またインフルエンザにかかってしまうのです。


(おいっ!作り間違えるなよ!!とツッコミたくなるような話ですが本当のことなのです)


インフルエンザの何型て?a型、b型、c型て何なの?


マスクをした女性

インフルエンザは大きく分けると3つに分けられます。

特徴としてb型とc型はあまり変身しません。

(コピーの時に間違えないのです)

そしてa型は間違えまくります。

大流行して人々を危険な目に合わせるのはたいていa型なのです。

他の特徴として

「a型は高熱が出てのどや鼻が詰まったりして呼吸器系に悪影響を与えます」

「b型はお腹が痛くなったり、下痢(げり)をしたりして消化器系に悪影響を与えます」

「c型は多くの人が幼児のときにかかっていて鼻水が出るくらいの軽い症状ですみます」

b型やc型の場合だと熱が出なければインフルエンザにかかっているということに気づかないこともあります。

そしてb型は人間同士でしか感染しませんがa型は鳥だろうが豚だろうが動物ならおかまいなしに感染してきます。


さいごに


インフルエンザにかからない為に必要なのは予防です。

予防を気を付けていても感染してしまうこともありますが意識して「うがい」や「手洗い」「マスク」などをするのと何もしないのとでは感染する危険度が全然違います。

流行っている時だけでなく日頃から予防するという意識と習慣を持っているとインフルエンザにかかりにくくなりますよ。


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